猫がキャットフードを食べない時には
皆さんは、いつもはよく食べる猫が、急にキャットフードを食べなくなって困った経験はありませんか?
猫は、もともとむら食いの習性があるので、一食くらいなら食べなくても心配はいりません。
しかし、その後も続くようなら問題です。
その場合、猫がなぜ食べないのかがわかれば、対処の方法もわかります。
ここでは、猫がキャットフードを食べない時にはどうしたらいいか、を紹介します。
猫がキャットフードを食べなくなった時には、いろいろな原因が考えられます。
キャットフードを食べなくなった原因と対処法
キャットフードの臭いが薄くなった
猫は、嗅覚が人間の一万倍~十数万倍優れているので匂いに敏感です。
そのため、キャットフードの匂いが薄くなると、食べなくなることがあります。
キャットフードは、空気に触れると酸化が進み、風味や味が落ちてきます。
新しいキャットフードなら食べるが、開封済みのキャットフードは食べない場合は、キャットフードが酸化しています。
酸化しているキャットフードは、身体に悪いので新しいキャットフードを与えましょう。
ドライキャットフードは、保存方法が悪いとどんどん酸化していきます。
ドライキャットフードは、酸化を防ぐために、なるべく空気に触れないように小分けして、密封、もしくは真空にして保存するか、密閉容器、密閉真空容器に移して保存しましょう。
冷凍保存するとさらに酸化を防ぎます。
キャットフードの品質が悪かった
猫は、消化を苦手とする穀物が、キャットフードの主原料に使われていたり、人工添加物や粗悪な原材料を摂取すると、消化不良になり、胃腸障害を起こす場合があります。
その場合は、キャットフードを穀物、人工添加物、粗悪な肉が入っていないものに変えましょう。
品質のよいたんぱく質を含んだ、グレインフリーのプレミアムキャットフードに変えるといいでしょう。
キャットフードに飽きた
猫は、基本的には同じものをずっと食べますが、猫によっては味に飽きることがあります。
どうしても食べない場合は、キャットフードを変えましょう。
ただし、食べないから、といって次々とキャットフードを変えるのは止めましょう。
猫が、「食べなければ変えてくれる」と学習して、すぐに食べなくなる場合があります。
飽きる傾向がある猫は、好きな味のキャットフードを数種類用意して、ローテーションを組んで与えるといいでしょう。
高齢猫になった
猫は、高齢になると味の好みが変わって、今までのキャットフードが嫌いになることがあります。
また、高齢になって歯や顎が弱くなり、今までの硬いドライキャットフードが食べにくくなっている場合があります。
味の好みが変わった場合は、好きな味を探してキャットフードを好きな味に変えます。
歯や顎が弱った場合は、ドライキャットフードを砕いたり、ふやかして与えましょう。
それでも食べにくい時は、ウェットキャットフードに変えましょう。
季節がかわった
猫は、季節によって食欲が変わる場合があります。
食欲は、春や秋は普通で、夏は小食、冬はよく食べる傾向があります。
また、季節の変わり目に一時的に食欲が落ちる猫もいます。
キャットフードが急に切り替わった
猫は、キャットフードが急に切り替わると、ストレスで食べなくなる場合があります。
キャットフードを切り替える場合は、新しいキャットフードを毎日少量ずつ、今までのキャットフードに混ぜて、徐々にその量を増やしていきます。
切り替えに失敗してどうしても食べない時は、いったん元のキャットフードに戻して、体調を整えてから、再度ゆっくり切り替えます。
おやつを食べすぎた
おやつを食べすぎると肝心の食事が入らなくなります。
おやつは、与える食事の量の1~2割にとどめましょう。
>病気
猫が、病気になっているので食欲がない場合があります。
がんや急性腎不全の初期症状のひとつは食欲不振です。
一日たってもご飯を食べない時は、病院へ連れて行きましょう。
ぐったりしている場合はすぐに連れていってください。
猫が、キャットフードを食べない時は、色々な原因があります。
キャットフードが酸化している場合や、キャットフードの品質が悪い場合は与えるのを止めますが、その他の場合は、キャットフードにトッピングをするだけで食べることも多いです。
上記の対処をしても食いつきが悪い時は、トッピングを試してみるといいでしょう。
トッピングは、猫用のかつおぶしやふりかけ、またはウェットキャットフードを少量、しっかり混ぜ込んで与えます。
また、温めると匂いがたって食べることもあるので、人肌に温めて与えてみてもいいでしょう。
おわりに
猫は、もともとむら食いの習性があり、少量を残したり、急に食べない日があったかと思うと、すごい勢いで食べたりします。
一回食べなかったから、といって大騒ぎせすに様子を見て、なぜ食べなかったかを調べましょう。
原因がある場合は、対処すればまた食べるようになります。
ただし、ぐったりしていて様子がおかしい時や、一日以上たっても食べない時は病気の可能性が高いので病院へ連れて行きましょう。
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