日本では、総合栄養食のキャットフードは、「米国飼料検査官協会」、(The Association ofAmerican Feed Control Officialsの頭文字で通称AAFCO/アフコ)の栄養基準を満たしています。
しかし、この基準は栄養基準値(%で示されています)を満たせばクリアであり、原材料の内容までは決められていません。
キャットフードによっては、たんぱく質の量を増やすために、肉以外の骨や目、くちばしが入っていることもあります。
これ以外にも、4Dと呼ばれる粗悪な肉が使われていたり、抗生物質がたくさん投与された肉、穀物等の使用後のカス、使用後の廃油などが使われていることもあります。
これらのものは人間が食べることが出来ません。
ペットフードを安く作るために使用されています。
しかし、ペットを家族として迎える人が増えてきて、人間が食べることが出来ないものをペットに与えたくない、という考えが浸透してきました。
そうして注目されているのが、ヒューマングレードキャットフードです。
ヒューマングレードキャットフードの基準は?
過去にはアメリカの食用素材の安全基準を認定する機関である「USDA」(United States Department of Agriculture:米国農務省)が、ヒューマングレードを、最高基準だと認定していましたが、2017年現在では、禁止されています。
現在は、USDAはオーガニック素材しか認定していません。
しかし、まだアメリカでも混乱していて、メーカーによっては、USDAにより認定、と書かれているものもあります。