「キャットフードに含まれている糖質の量について」
キャットフードに含まれている成分の中に「糖質」があります。
しかし、キャットフードの成分表に糖質の量は記載されていません。
どうして記載されていないのでしょうか?
ここでは、キャットフードに含まれている糖質の量について紹介します。
糖質とは?
糖質とは、炭水化物に含まれている栄養素です。
炭水化物に多く含まれているので、最近では炭水化物を糖質と呼ぶことも多くなっています。
何故成分表に量が記載されていないのか
ペットフード公正取引協議会によると、ペットフードの成分表は全てを100%として、たんぱく質、脂質、粗繊維、灰分(かいぶん)、水分を表示する、となっていて炭水化物は表示の義務はありません。
そのため、炭水化物の表示はメーカーによって違いますが、表示されていないことが多いです。
これは、AAFCOの基準に、炭水化物の基準が記載されていないためだと言われています。
糖質の計算の仕方
糖質は表示されていませんが、だいたいの量であれば計算することが出来ます。
キャットフードの成分表には、炭水化物以外の成分は表示されているので、100から全ての項目のパーセントを引いたものがおおよその炭水化物の量になります。
ですので、
100%-たんぱく質%-脂質%-粗繊維%-灰分%-水分%=炭水化物%
で計算することができます。
炭水化物のほとんどが糖質なので、この量が糖質と考えてよいです。
ドライキャットフードに含まれる炭水化物の量について
野生では、猫の炭水化物の摂取量は10%未満です。
例えば、一匹のねずみに含まれる炭水化物の量は10%未満で、猫は一日に一匹ねずみを食べると生命を維持できます。
それに対し、ドライキャットフードには20~35%の炭水化物が含まれています。
炭水化物の含有量が35%以上であっても問題ない、という意見もあれば、アレルギーや泌尿器の問題を起こしやすい、という意見もあり、まだ立証はされていません。
しかし、猫は穀物の消化を苦手としています。
穀物には炭水化物が多く含まれていることから、炭水化物の量があまりにも多いキャットフードは避けたほうがよいでしょう。
おわりに
糖質の量は、キャットフードの成分表には記載されていませんが、計算で出すことができます。
あまり重要視されていませんが、猫は肉食なので、炭水化物を多く含む穀物の摂取を苦手としています。
一度、猫に与えているキャットフードに含まれている糖質の量を計算し、把握しておくとよいでしょう。
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